花札 役
花札で最もポピュラーなゲームの「こいこい」は、点数の高さを競うゲームです。
各札には点数が決められていますが、勝敗は札の点数を足したもので計算されるのではなく、役の強さで決まります。
つまり、どんなに良い札を持っていても役が出来なければ0点と同じことになります。
役や点数の数え方は地域によって異なりますが、一般的に12種類ありますので、それぞれの役と点数を見ていきましょう。
花札の役と点数
●五光
光札の5枚の組み合わせ:10点
●四光
柳に小野道風を除く光札4枚:8点
●雨四光
柳に小野道風を含む光札4枚:7点
●三光
柳に小野道風以外の光札3枚:5点
●猪鹿蝶
種札の内、猪・鹿・蝶が描かれている3枚の組み合わせ:5点
他の種札が1枚増えるごとに1点加算。
●赤短
短冊の内、1月・2月・3月との赤短冊3枚の組み合わせ:5点
「文字が書かれている短冊」と考えると覚えやすいです。
他の短冊札が増えるごとに1点加算。
●青短
青い短冊札3枚の組み合わせ:5点
他の短冊札が増えるごとに1点加算。
●花見で一杯
光札の桜に幕と種札の菊に盃の組み合わせ:5点
月見で一杯
光札の芒に月と種札の菊に盃の組み合わせ:5点
●タネ
種札5枚の組み合わせ:1点
他の種札が増えるごとに1点加算。
●タン
短冊札5枚の組み合わせ:1点
他の短冊札が増えるごとに1点加算。
●カス
カス札10枚の組み合わせ:1点
他のカス札が増えるごとに1点加算。
役の覚え方のコツ
花札は何かと最初に覚えることが多いゲームと言えるため、他のカードゲームに比べると抵抗感を持つ方も比較的多いと思います。
ただ、1回覚えてしまえばなんてことはありませんので頑張って覚えてしまいましょう。
役を覚えるコツは、まず光札の組み合わせで作ることができる、5光・4光・3光の役を覚えてしまうこと。
そして最も覚えにくい5点の役は、呼び方と絵柄をセットで覚えてしまうと忘れにくいので、ぜひ試してみてください。